腰痛にだるさ・食欲不振が重なるときの考え方|熊谷市の接骨院が伝えたいこと

2026年06月23日

熊谷市の接骨院で背骨の状態を確認する施術の様子

熊谷市で「腰や背中が痛いだけでなく、だるさや食欲不振も気になる」というご相談があります。痛みの場所だけでなく、体質的な疲れやすさも含めて考えることで見え方が変わることがあります。カイロプラクティックの背骨と内臓のつながりという視点も交えてお伝えします。「腰痛だけなら分かるけれど、なぜだるさまで一緒に出るのか」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。


腰痛とは?痛みだけでは説明できないことがある

腰痛は接骨院で最も多いご相談のひとつです。重いものを持った、長時間同じ姿勢を続けた、といった明確なきっかけがある場合もありますが、はっきりした原因がわからないまま痛みが続くケースも少なくありません。

特に、腰や背中の痛みに加えて「だるさが抜けない」「食欲がない」といった体調面の不調が重なっている方は、痛みという「肉体的な側面」と、疲れやすさという「体質的な側面」を分けて考える必要があると当院では考えています。痛みだけに注目していると、なぜ施術をしてもだるさが残るのか分かりにくくなってしまうためです。


カイロプラクティックの視点-背骨と内臓のつながり

カイロプラクティックには、CMRT(内臓体表反射療法)という考え方があり、背骨の各部分が特定の臓器の働きと対応しているとされています。例えば、胸椎9番(T9)から出る神経は腎臓につながっているとされ、胸椎5番(T5)は食欲不振と関係していると考えられています。腰や背中の痛みと一緒に食欲不振が見られる場合、胸椎の特定の部分の動きが関係していると考えられることがあります。

現代医学的に、腎臓は血液をろ過して毒素を排出し、尿を作るという役割を担っています。一方、東洋医学の視点では、腎臓には生まれ持ったエネルギーである「先天の気」が宿るとされ、このエネルギーが低下すると元気がなくなったり、疲れやすい体質になったりすると考えられています。カイロプラクティックのCMRTという考え方の中には、こうした東洋医学的な視点も部分的に融合されているとされています。

ただし、これらは一つの考え方として参考にしている視点であり、断定的なものではありません。痛みの背景に内臓の病気が隠れている可能性もあるため、だるさや食欲不振が長く続く場合は、まず医療機関での検査をお勧めしています。

このCMRTという考え方の背景には、背骨から出ている自律神経が、それぞれ特定の内臓の働きに関わっているという神経の仕組みがあります。背骨の動きが悪くなり、神経の伝わり方に影響が出ると、それに対応する内臓の働きにも何らかの影響が及ぶのではないか、という発想です。あくまで一つの考え方であり、すべての不調が背骨の問題で説明できるわけではありませんが、「痛みのある場所」と「体質的な不調の背景」を別々に検査する視点として、当院では参考にしています。


自律神経の乱れとだるさの関係

だるさや食欲不振は、自律神経の乱れと関係していることが多いとされています。自律神経には、活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経があり、この二つがバランスを取りながら身体の状態を調整しています。仕事や育児などで緊張状態が続くと交感神経が優位になりやすく、食欲不振・睡眠の質の低下・倦怠感といった症状につながることがあります。

姿勢の崩れや背骨周辺の筋肉の緊張も、自律神経の働きに影響を与える要因の一つとして関係していることがあると考えられています。施術によって関節や筋肉の構造的な負担を取り除くことで、自律神経が本来持っている調整力が働きやすい環境を作る、という考え方で当院では施術にあたっています。自律神経そのものを直接的に変える施術ではなく、身体が本来持っている調整力が働きやすい状態を整えるサポート、という位置づけです。


だるさを感じやすい人に見られる生活習慣の傾向

体質的な疲れやすさを訴える方の生活習慣を振り返ると、いくつか共通する傾向が見られることがあります。例えば、食事の時間が不規則になりやすい仕事をしている方、睡眠時間が日によって大きく異なる方、休日にまとめて疲れを取ろうとして逆に体内時計が乱れてしまう方などです。

こうした生活習慣の乱れは自律神経の働きにも影響を与えると考えられており、自律神経の働きが乱れると、内臓の働きや筋肉の緊張具合にも影響が出やすくなることがあります。だるさや食欲不振が続く方は、痛みのケアと並行して、生活リズムそのものを見直すことも一つの手がかりになります。

当院に来られる方の中には、忙しさのあまり「だるいのが普通になってしまっている」という方も少なくありません。日々の小さな疲れやすさは、本人にとっては当たり前になりすぎていて、改めて指摘されるまで気づきにくいものです。問診の際には、痛みの状態だけでなく、睡眠・食事・仕事の忙しさなど生活全体について丁寧にお聞きするようにしています。


当院の考え方とアプローチ

当院に来院された30代男性の方は、背中と腰の痛みに加えて、虚弱体質・食欲不振・仕事による全身の倦怠感を抱えていました。腰背部の痛みという肉体的な側面と、虚弱体質に起因する全身の疲れやすさという体質的な側面を切り離して考える必要があると判断し、内臓体表反射療法(CMRT)の視点を取り入れながら、体質的なアプローチも含めて施術を行いました。

「内臓の治療に関しては、まだオステオパシーをあまり学んでいないので、僕は結構『背骨から内臓の治療をしていく』という意識で見ています。『治療していく』と言うと少し語弊があるかもしれませんが、捉え方としてはそういう感じで診ています」と、当院の治療家自身も学び続けながら向き合っているテーマです。「食欲不振というのは胸椎5番(T5)のことです。表記が『D』となっていることもありますが、ラテン語読みか英語読みかで違うみたいで、ちょっと意識してやっています」と、専門的な理論を踏まえながらも、分からない部分は分からないと正直に伝える姿勢も大切にしています。

施術では、胸椎の動きを中心に背骨全体のバランスを整え、単なる筋肉・骨格の痛みとしてだけでなく、体質面も含めて考察することで、見え方が変わることがあります。経過を重ねる中で、腰や背中の痛みだけでなく、だるさの感じ方にも少しずつ変化が見られるようになってきています。

このケースで大切にしたのは、「痛みを取る」ことと「体質を整える」ことを同時に追いかけず、まずは目の前の腰背部の痛みを和らげることを優先し、そのうえで体質的な側面については長い時間軸で経過を見ていく、という順番です。倦怠感や食欲不振のような体質的な不調は、1〜2回の施術で大きく変わるものではないため、ご本人にも「すぐに体質そのものが変わるわけではない」ことを正直にお伝えしながら、無理のないペースで通院を続けていただいています。


体質的な疲れやすさへのセルフケア

だるさが強いときは、無理にストレッチや運動をするより、まずは睡眠と食事のリズムを整えることを優先してください。腰や背中に負担をかけない姿勢(横向きで膝を軽く曲げて寝る等)を意識するのもおすすめです。

冷えが体質的な疲れやすさに関係していると感じる方は、お腹や腰回りを温めることも一つのセルフケアになります。湯船にゆっくり浸かる習慣をつけることも、冷えと自律神経の両方に働きかける手段として取り入れやすい方法です。

朝の生活リズムを整えることも、自律神経のバランスを保つうえで助けになります。朝起きてからカーテンを開けて朝日を浴びる、無理のない範囲で軽く歩く時間を作るなど、簡単なことから始めてみてください。食事は、忙しくても少量だけでも一定の時間に口にすることを心がけると、血糖値の急な変動による疲れやすさを抑える助けになります。

食欲がないときは、消化に負担がかかりにくい温かい汁物やおかゆなど、量より消化のしやすさを優先したメニューを選ぶこともおすすめです。だるさが強い時期に無理に普段通りの食事量を摂ろうとすると、消化にエネルギーを使ってしまい、かえって疲れやすくなることがあります。冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、お腹周りが冷えてさらに消化の働きが落ちやすくなるため、常温か温かいものを選ぶことも意識してみてください。

運動については、だるさが強い時期に激しい運動を行う必要はありません。むしろ、軽いストレッチや短い散歩程度から始め、身体を少しずつ動かす習慣を取り戻していくことをお勧めしています。汗をかくほどの運動よりも、深呼吸をしながらゆっくり身体を動かすことの方が、自律神経を整えるうえでは助けになりやすいとされています。


よくある質問

腰痛とだるさは関係がありますか。
痛みの場所だけでなく、体質的な疲れやすさも含めて見ていくことで、見え方が変わることがあると当院では考えています。ただし関係性を断定するものではなく、一つの視点としてお伝えしています。

だるさが続く場合、何科を受診すればいいですか。
だるさや食欲不振が長く続く場合は、まず内科などの医療機関で検査を受けていただくことをお勧めしています。

CMRT(内臓体表反射療法)とはどのような施術ですか。
背骨の動きを整えることを通して、体質的な側面にもアプローチする考え方です。強い刺激を伴うものではありません。

CMRTの施術を受けると、内臓の病気が良くなるのですか。
施術は内臓の病気そのものを治療するものではありません。背骨の動きを整えることで、体質的な不調にアプローチする一つの視点として取り入れています。気になる病気の心配がある場合は、自己判断せず必ず医療機関での検査を受けてください。

どれくらいの期間で変化を感じられますか。
体質的な側面が関わる場合、肉体的な痛みだけのケースよりも変化に時間がかかることがあります。経過を見ながら、施術内容を調整していきます。腰や背中の痛みは比較的早く変化を感じる方も多いですが、だるさや食欲不振といった体質的な部分は、生活リズムの見直しと並行して、もう少し時間をかけて経過を見ていくことが多い印象です。

セルフケアだけで改善しますか。
生活リズムの見直しだけで変化を感じる方もいますが、痛みと体質的な疲れやすさが両方ある場合は、施術と併用することをお勧めしています。

東洋医学とカイロプラクティックは何が違うのですか。
それぞれ別の体系として発展してきた考え方ですが、カイロプラクティックのCMRTという理論の中には、東洋医学的な視点が部分的に融合されている部分もあるとされています。当院では、どちらか一方に決めつけず、参考になる視点として取り入れています。

施術はどれくらいの頻度で通えばいいですか。
痛みが強い時期は週1回程度、落ち着いてきたら2〜3週に1回程度のメンテナンスに切り替えていく方が多い印象です。体質的な側面も含めて経過を見ながら、無理のないペースをご提案しています。

妊娠中でも施術を受けられますか。
妊娠中は身体の状態が日によって変化しやすいため、施術内容を体調に合わせて細かく調整する必要があります。まずは産婦人科にご相談いただいたうえで、施術をご希望の場合はその旨をお伝えください。


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ここまでお読みいただきありがとうございます。腰の痛みとだるさ、両方が気になる方は、お気軽にご相談ください。
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田島 陽平(たじま ようへい)/治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。

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