追突事故後の頭痛・めまいが長引く方へ|熊谷市の接骨院が伝えたい交通事故治療との向き合い方
2026年07月11日
熊谷市で、追突事故に遭われ、頭痛やめまいといった症状が長引いてお困りの方からのご相談を、当院では日々いただくことがあります。今回は、信号待ちで完全停止中に追突され、長期間にわたって通院を続けられた実際の症例を交えて、交通事故治療との向き合い方についてお伝えします。
停止中の追突事故で起こりやすいこと
信号待ちなどで完全に停止している状態での追突は、走行中の事故に比べて予測ができないため、身体が衝撃に備えることができず、より大きな負担がかかりやすいと言われています。追突の速度が高いほど、頸部への負担も大きくなる傾向があります。時速70km前後という速度は、市街地の走行速度としてはかなり高く、それだけの衝撃が完全に無防備な状態で身体に伝わったことになります。
事故直後は頭痛・めまい・吐き気といった症状が出ることもありますが、レントゲン検査では骨に明確な異常が見つからないことも多く、痛み止めや湿布での対応にとどまるケースも見られます。
追突の際、身体は前後に大きく振られる一方で、シートベルトによって胴体は固定された状態になるため、首や腰にねじれるような負担がかかりやすくなります。停止中であればブレーキを踏むなどの反射的な準備動作もできないため、走行中の予測できる衝撃と比べて、身体が受ける負担がより大きくなりやすいとも言われています。また、頭部や頸部だけでなく、手首やハンドルを握る手にも衝撃が伝わり、思いがけない部位の負傷につながることもあります。
症例紹介:長期間の通院を経て回復に向かったケース
当院に来院された20代男性の方は、信号待ちで完全停止中に、後方から時速70km前後というかなりの速度で追突される事故に遭われました。頸部捻挫・腰部捻挫・両手首の捻挫・背部の挫傷といった複数箇所の負傷があり、事故当初は頭痛・めまい・吐き気の症状も見られました。特に安静にしている時でも強い痛みを感じる状態が続いており、日常生活のあらゆる場面で負担を感じていたそうです。他院でのレントゲン検査では骨に異常はなく、痛み止めと湿布が処方されました。画像上は大きな問題が見られなかったものの、実際の生活の中では思うように身体を動かせない状態が続いており、ご本人にとってはもどかしく感じる時期が長く続いていたようです。
その後、安静にしていても強い痛みを感じる状態が続いていましたが、事故から3ヶ月ほど経った頃に頭痛が悪化し、脳外科を受診されました。この間、当院には定期的に通院いただき、筋肉の緊張や身体のバランスの変化を都度確認しながら経過を見守っていました。検査の結果、脳に異常はなく「むち打ち」と診断されています。当院では、筋肉への施術に加えて、矯正によって背骨・骨盤の歪みを整えながら経過を追っていきました。
通院期間は長期にわたりましたが、時間をかけて経過を追う中で、痛みは徐々に和らいでいき、最終的には示談という流れに進むことができました。この方のように、事故直後の検査で異常がなくても、その後しばらくしてから頭痛などの症状が強くなることがあります。焦らず、経過を見ながら向き合っていくことの大切さが伝わるケースだと感じています。
このケースでは、事故から3ヶ月というタイミングで頭痛が悪化し、脳外科を受診されています。もし「事故から時間が経っているから」とこの時点で受診をためらっていたら、脳に異常がないことを確認できず、不安な状態が長引いていたかもしれません。時間が経っていても、新しい症状や症状の悪化があれば、その都度必要な検査を受けることが大切だと、このケースは教えてくれています。
また、20代という若さで長期間の通院を続けることは、仕事や私生活への影響も大きかったと考えられます。当院では、年齢に関わらず、その方の生活状況に合わせて通院のペースを一緒に考えるようにしています。長期戦になる場合こそ、無理のないペースを保つことが、結果的に回復への近道になることもあります。
事故から時間が経ってから症状が悪化することについて
このケースのように、事故直後は落ち着いていた症状が、数ヶ月後に悪化することがあります。背景には、事故による身体への負担が時間をかけて蓄積していくことや、緊張状態が続くことで自律神経の働きに影響が及ぶことなどが関係している可能性があると考えられています。
「事故からもう何ヶ月も経っているから、今の症状は事故と関係ないのでは」と自己判断せず、変化があった際は早めに医療機関や当院にご相談いただくことをお勧めしています。特に頭痛やめまいのように、日によって強さが変わる症状は、ご本人も「気にしすぎなのか」と迷ってしまうことがありますが、変化を感じたらその都度共有していただくことが、経過を正しく把握する上で大切です。
事故後、しばらくは緊張状態が続き、身体が痛みを感じにくい状態になっていることもあります。日常生活に戻り、仕事や周囲の環境に慣れてくる頃になって、それまで気づかなかった負担がようやく症状として表面化してくる、というケースも見られます。このタイムラグがあるからこそ、事故直後の症状の有無だけで「もう大丈夫」と判断しないことが大切だと当院では考えています。
長期間の通院と示談のタイミングについて
交通事故治療では、症状の経過によって通院期間が長くなることがあります。当院では、症状の変化を定期的に確認しながら、保険会社とのやり取りや示談のタイミングについても、状況に応じてご相談いただける体制を整えています。
「早く示談を終わらせたい」というお気持ちと、「症状が残っている間は治療を続けたい」というお気持ちの両方に寄り添いながら、無理のないペースで進めていくことを大切にしています。
示談は一度成立すると、原則として後から新たな請求を行うことが難しくなります。そのため、症状が完全に落ち着いていない段階での示談は慎重に検討することをお勧めしています。一方で、症状が固定した(これ以上大きな変化が見込めない)と判断される段階まで通院を続けることも、ご本人にとって大きな負担になることがあります。当院では、経過の記録をお伝えしながら、ご本人が納得できるタイミングで次の判断ができるよう、丁寧にサポートすることを心がけています。
長期間の通院になると、保険会社から治療終了の打診を受けることも少なくありません。そうした際は、実際の症状の程度や経過を具体的に伝えることが大切です。当院では、施術の記録や症状の変化を可能な範囲で分かりやすくお伝えし、必要な治療期間についてご本人が納得した上で判断できるようサポートすることを心がけています。
交通事故後のセルフケアで気をつけたいこと
頭痛やめまいがある時期は、無理に活動量を増やそうとせず、身体を休めることを優先してください。デスクワークなど画面を見る時間が長い方は、症状が強い時期は作業時間を調整することも検討してみてください。
就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を見る時間を減らし、部屋を暗くして自律神経が休みやすい環境を整えることも大切です。めまいがある時期は、急に立ち上がったり、勢いよく身体の向きを変えたりする動作を避け、ゆっくりとした動きを心がけることをお勧めしています。
水分補給や食事のバランスにも気を配ることで、身体の回復を後押ししやすくなると考えられています。症状が強い時期は無理をせず、できることから少しずつ、丁寧に取り入れてみてください。
痛みが落ち着いてきた段階では、少しずつ日常の動作を取り戻していくことをお勧めしています。長期間動かさない状態が続くと、筋力の低下や関節の硬さにつながることがあるため、施術者と相談しながら進めていくことが大切です。
熊谷市で交通事故治療を受ける際に当院が大切にしていること
当院では、事故直後の症状だけでなく、時間が経ってから現れる症状についても丁寧に向き合うことを大切にしています。柔道整復師として20年以上の臨床経験の中で、長期間にわたる交通事故治療に携わる機会も数多くあり、保険会社とのやり取りに不安を感じる方への案内も含めて対応しています。
長期間の通院は、ご本人にとって大きな負担になることもあります。「いつまで続くのか分からない」という不安に寄り添いながら、経過をお伝えし、少しでも安心して治療に取り組んでいただけるよう努めています。熊谷市には車で通院しやすい環境もあり、駐車場も広めにご用意しておりますので、通院手段に不安がある方もお気軽にご相談ください。
事故という予期せぬ出来事に見舞われたことは不運なことですが、その後の回復のプロセスに寄り添い、一つひとつの症状の変化を一緒に確認しながら進めていくことを大切にしています。長期戦になったとしても、最後まで丁寧に、根気強く向き合っていく姿勢を持ち続けたいと考えています。
熊谷市周辺には、当院のように交通事故治療の実績を積んできた接骨院が他にもありますが、当院ではとりわけ「症状が長引く方への向き合い方」を大切に考えています。短期間で終わるケースだけでなく、今回ご紹介したような長期間にわたるケースにも数多く対応してきた経験から、通院が長くなること自体を過度に心配しすぎず、必要な期間をしっかりとかけて回復を目指していただきたいと考えています。
よくある質問
事故から3ヶ月経って頭痛が悪化しました。事故と関係がありますか。
すべてのケースで断定はできませんが、事故による負担が時間をかけて症状として現れることはあり得ると考えられています。まずは医療機関での検査をお勧めしています。
通院期間が長くなると保険会社との関係で不利になりますか。
症状が実際に続いている場合は、その旨を保険会社に伝えて相談することが大切です。当院でも、症状の経過を記録し、必要に応じて説明資料を作成することがあります。
複数箇所を負傷していますが、すべて同時に施術してもらえますか。
はい、複数箇所の負傷がある場合も、全身の状態を確認しながら施術を進めています。部位ごとの回復ペースの違いにも配慮しながら対応しています。
示談後に症状が出た場合はどうすればいいですか。
示談が成立した後は、原則として追加の請求が難しくなることが一般的です。示談を進める前に、症状が落ち着いているかどうかを慎重に確認することをお勧めしています。
脳外科と接骨院、両方に通院しても大丈夫ですか。
併用は可能です。脳外科での検査・診断と、当院での身体全体へのアプローチを組み合わせて通院される方もいらっしゃいますので、まずはお気軽に一度当院へご相談いただければと思います。
追突事故の速度が速かったのですが、その分症状も重くなりますか。
一般的に速度が高いほど身体への負担は大きくなりやすいとされていますが、症状の程度は個人差も大きく、一概には言えません。まずは検査で現在の状態を確認することをお勧めしています。
仕事を続けながら長期間の通院はできますか。
多くの方が仕事を続けながら通院されています。通院ペースについても、お仕事の状況に合わせてご相談いただけますので、まずは現在の状況をお聞かせください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。長期間続く症状と向き合うことは、大きな不安を伴うものだと思います。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
関連記事:交通事故・むち打ちで熊谷市の接骨院をお探しの方へ|施術の流れと選ばれる理由
関連記事:交通事故後に続く頭痛・めまい・倦怠感|熊谷市の接骨院が自律神経の乱れから解説
関連記事:何科に行くべきか迷うほどの頭痛・片頭痛|熊谷市の接骨院が後頭部の緊張から考えるアプローチ
関連記事:デスクワーク中に視界がふわっとするめまいへ|熊谷市の接骨院が自律神経との関係から考えるアプローチ
ご予約・ご相談は、公式LINEからお気軽にどうぞ。
公式LINE:公式LINE登録はこちら
熊谷たいよう接骨院(埼玉県熊谷市・駐車場あり)
熊谷たいよう接骨院ホームページ
著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。
