デスクワーク中に視界がふわっとするめまいへ|熊谷市の接骨院が自律神経との関係から考えるアプローチ
2026年07月1日
熊谷市でめまいにお悩みの方へ。こんにちは、熊谷たいよう接骨院です。長くめまいと付き合ってきた方にとって、新しい気づきになれば幸いです。「デスクワーク中に急に視界がふわっとする」「病院で検査を受けても異常が見つからない」というめまいに心当たりはありませんか。今回は、めまいに加えて複数の自律神経症状が重なっていたケースを交えながら、自律神経という視点からの考え方をご紹介します。
回転性ではないめまい、何が関係している?
めまいには大きく分けて、ぐるぐると回転するように感じる「回転性めまい」と、ふわっと浮くような感覚の「浮動性めまい」があります。今回ご紹介するのは後者の浮動性めまいのケースで、自律神経のバランスが関係していることがあります。
当院に来院されたある30代男性の方は、後頭部から首・肩の痛みに加えて、ホットフラッシュ・耳鳴り・浮動性のめまいという複数の症状を抱えていました。2024年から約1年半にわたり、複数の病院やマッサージ、整体を受診していましたが、改善には至らなかったといいます。施術の直後は一時的に楽になるものの、1〜2日でまた症状が戻ってしまうというパターンを繰り返していたとのことでした。接客業をされていて、仕事中に集中できない状態が続いていたといいます。
検査で見えてきた自律神経への影響
当院で検査を行ったところ、自律神経に関わる症状(ホットフラッシュ・耳鳴り・浮動性めまい)が強く出ており、症状は特に左側に偏っていることが分かりました。また、胸椎・肋骨の部分に可動域の制限が多数見つかり、左の後頭骨(迷走神経が出てくる部分の近く)にも緊張や動きの制限が見られました。
迷走神経は、自律神経の中でも副交感神経の働きを担う重要な神経です。この神経が出てくる場所の動きが悪くなっていると、自律神経全体のバランスに影響を与える可能性があります。また、胸椎・肋骨の動きの制限は、交感神経幹(背骨の近くを通る交感神経の通り道)にも影響を与えることがあると考えられています。
デスクワークとめまいの関係
長時間のデスクワークは、自律神経にとって負担になりやすい働き方の一つです。同じ姿勢が続くことで胸椎・肋骨の動きが固まりやすくなり、また画面に集中することで呼吸が浅くなりやすいことも、自律神経のバランスに影響を与える要因になります。
今回ご紹介したケースは接客業の方でしたが、デスクワークの方でも同様に、長時間同じ姿勢を続けることで自律神経への負担が積み重なり、めまいや耳鳴りといった症状につながることがあります。
なぜ症状が片側に偏りやすいのか
今回のケースでは、症状が左側に強く偏っていました。自律神経は身体の左右にそれぞれ通っていますが、姿勢の癖や過去の身体の使い方の積み重ねによって、左右どちらかに負担が集中しやすくなることがあります。
たとえば、長時間同じ向きで作業をする習慣や、パソコンの画面・マウスの位置が左右どちらかに偏っている環境で作業を続けると、片側の胸椎・肋骨・後頭部周辺に慢性的な緊張が生まれやすくなります。この緊張が続くことで、左右どちらかの自律神経の働きに影響が出やすくなり、結果としてめまいや耳鳴りなどの症状が片側に偏って表れることがあります。
当院では、症状がある側だけでなく、デスクの配置や作業環境まで含めて確認することを大切にしています。
自律神経症状は複数同時に出ることが多い
めまいだけでなく、耳鳴り・ホットフラッシュ・肩こり・頭痛など、複数の症状が同時に出ているという方は少なくありません。これは、自律神経が全身のさまざまな機能(血流・体温調整・内臓の働きなど)に関わっているためです。
一つの症状だけを追いかけて対処しようとすると、本当の負担の発生源を見落としてしまうことがあります。今回のケースのように、複数の症状が重なっている場合は、それぞれを個別に診るのではなく、自律神経全体の働きという大きな視点で捉えることが大切です。
施術の進め方とその後の経過
このケースでは、自律神経が過敏になっている可能性を考慮し、強い刺激を避けて、アクティベーターという器具を使った低刺激の施術を選びました。アプローチした部位は、胸椎・肋骨部(交感神経幹への影響を軽減する目的)と、左の後頭骨・迷走神経の出てくる部分(副交感神経の働きを整える目的)の2か所です。
施術では、まず低刺激での施術を継続しながら経過観察を行うところから始めます。身体の反応を見ながら、必要に応じてアプローチを調整していきます。現在は3週間に1回程度のメンテナンスで経過を見守っている状態です。
なぜ最初は低刺激から始めるのか
自律神経の症状が強く出ている方に対して、当院では最初から強い刺激を加えることはせず、低刺激の施術から経過を見ていくことを大切にしています。自律神経が過敏になっている状態で強い刺激を加えると、症状が一時的に悪化する可能性があるためです。
当院では、施術の初期に大きな変化が見られなくても、焦らず同じ方向性を継続することを大切にしています。施術は自律神経そのものを直接変えるものではなく、構造的な負担を取り除くことで、身体が本来持っている調整力が働きやすい環境をつくるものだと考えています。
自分でできるセルフケアの考え方
デスクワーク中にめまいが気になる場合、1時間に1回程度、画面から目を離して深くゆっくりとした呼吸を意識する時間を取り入れることをおすすめします。呼吸が浅くなると交感神経が優位になりやすく、自律神経のバランスが乱れやすくなることがあります。
また、長時間同じ姿勢が続くことも自律神経に負担をかける要因の一つです。軽く肩を回したり、上体を左右にひねったりする動きを取り入れることをおすすめします。ただし、めまいが強く出ている最中は、無理に動かず安静にすることを優先してください。
当院が低刺激から始める理由をもう少し詳しく
低刺激の施術を選ぶ理由は、単に「優しい施術が良い」という考え方からではありません。自律神経が過敏になっている状態では、強い刺激そのものが身体にとってさらなる負担として捉えられてしまうことがあります。
そのため、まずは身体が安心できる範囲で構造的な負担を取り除いていき、自律神経が自分の力でバランスを取り戻していく環境を整えることを目指します。施術の初期に変化が少なくても継続いただくことをお勧めしているのは、こうした考え方に基づくものです。
当院が毎回検査を行う理由
めまいや自律神経の症状であっても、当院では毎回必ず検査を行ってから施術を始めます。同じ「めまい」という症状であっても、その日の身体の状態によって、緊張が強く出ている場所は変わることがあるためです。
決まった手順を繰り返すのではなく、来院されたその日の状態を確認し、必要な施術を見極める。これが当院が大切にしている考え方です。
長くめまいと付き合ってきた方へ
めまいや自律神経の乱れは、検査で異常が見つからないことも多く、「気のせいかもしれない」「もう仕方がない」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、今回ご紹介したケースのように、身体の構造的な負担という視点から見ていくことで、変化が見えてくることがあります。
一人で抱え込まず、まずは一度検査を受けてみることから始めてみてください。小さな一歩でも、身体の状態を知ることが次に進むための手がかりになります。
めまい・自律神経の乱れに関するよくある質問
Q1.めまいは何科を受診すればいいですか?
回転性の強いめまいや、手足のしびれ・ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、すぐに脳神経内科や耳鼻科を受診してください。検査で大きな異常が見られない浮動性のめまいについては、自律神経や姿勢の観点からのアプローチも選択肢の一つになります。
Q2.病院で「異常なし」と言われた場合でも相談できますか?
はい、ご相談いただけます。検査で大きな異常が見つからない場合でも、姿勢や関節の動きという観点からアプローチできることがあります。まずは病院で重大な疾患がないことを確認した上で、当院にご相談いただくという順番をおすすめしています。
Q3.耳鳴りも一緒に良くなることはありますか?
症状によって個人差がありますが、今回のケースのように、めまい・耳鳴り・ホットフラッシュなど複数の自律神経症状が同時に変化していくことがあります。一つの症状だけでなく、全体的な自律神経の働きという視点で見ていくことが大切です。
Q4.低刺激の施術とは、具体的にどんなものですか?
アクティベーターという小型の器具を使い、軽い力で関節に振動を伝える施術方法です。音を立てて関節を鳴らすような強い刺激ではなく、身体への負担を抑えながら丁寧にアプローチできる方法です。
Q5.何回くらい通えば変化を感じられますか?
変化を感じるまでの期間には個人差があります。当院では経過を見ながら、その方に合った施術のペースをご提案しています。
Q6.デスクワーク中にできる予防法はありますか?
1時間に1回程度、画面から目を離して呼吸を整える、軽く身体を動かすといった工夫が、自律神経への負担を減らす助けになります。長時間同じ姿勢を続けないことを意識してみてください。
Q7.ストレスとめまいは関係がありますか?
ストレスは自律神経のバランスに影響を与えやすい要因の一つとして知られています。仕事のストレスが続いている時期に症状が強くなると感じる方もいらっしゃいます。身体の構造的な負担を減らすことで、ストレスの影響を受けにくい状態を目指すことができます。
Q8.症状が良くなった後も通院は必要ですか?
今回のケースでは、症状が改善した後も3週間に1回程度のメンテナンスを継続しています。再発を防ぎ、良い状態を維持するために、間隔を空けた継続的なケアをおすすめすることがあります。
Q9.病院でも接骨院でもどちらに行けばいいか迷います。
まずは病院で重大な疾患がないことを確認することをおすすめします。その上で、構造的な負担という視点からのアプローチが必要な場合に、当院のような接骨院をご活用いただくという順番が安心です。
熊谷市でめまい・自律神経の乱れにお悩みの方へ
デスクワーク中に視界がふわっとする、病院で検査を受けても原因がはっきりしないという方は、自律神経という視点から全身のバランスを検査してみることをおすすめします。「このまま付き合っていくしかない」と諦める前に、別の視点からの検査を試してみる価値があります。熊谷たいよう接骨院では、胸椎・肋骨・後頭骨周辺まで含めた検査と、症状に応じた低刺激な施術を行っています。長く症状と付き合ってきた方も、一度ご相談ください。
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熊谷たいよう接骨院(埼玉県熊谷市・熊谷駅周辺エリア)
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著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。
