熊谷市で腰痛にお悩みの方へ|熊谷たいよう接骨院が伝える「全身から見る」という視点
2026年07月6日
熊谷市で、腰痛が続いていてなかなか改善しないという方からのご相談をいただくことがあります。中には、手術を受けたにもかかわらず再発してしまったという方もいらっしゃいます。今回は、柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ当院が、実際の症例を交えながら腰痛への考え方をできるだけ詳しく丁寧にお伝えします。
腰痛は、車での移動や事務作業が多い方、長時間の立ち仕事の方、育児や介護で身体に負担がかかっている方など、さまざまな背景を持つ方に見られる症状です。熊谷市でも、こうした生活背景を持つ方から腰痛のご相談を多くいただいています。
手術後も再発した腰痛が、全身のバランスから見えてきたこと
以前、保険営業職の40代男性の方が、右足のしびれと腰痛でご来院されました。L4-5の腰椎ヘルニアと診断され、投薬・他院の接骨院での施術を継続していましたが改善せず、最終的に手術に踏み切ったとのことでした。手術の際、医師からは「再発率5%程度」と説明を受けていましたが、術後1年以内にその5%に入ってしまい、症状が再発してしまいました。
車での移動や事務作業が多く、1年以上症状が続いていたこの方に対し、当院ではまず全身の検査を行いました。その結果、脊柱の湾曲が強く増強しており、胸腰椎移行部(背骨と腰骨のつなぎ目)・上部胸椎・上部頸椎に固着が見られました。これらの固着をかばう代償として、腰を反らせる姿勢が習慣化しており、腰への負担が増大していたことが、ヘルニアの悪化に関わっていたと考えられました。
手術は、今ある圧迫を取り除くための大切な処置ですが、「なぜそこに圧迫が生まれたのか」という背景までは解消してくれません。負担が集中しやすい姿勢の癖や身体の使い方は、手術台の上では変わらないのです。
この方の場合、車での移動が多い仕事の特性上、長時間同じ姿勢で座り続けることが日常的でした。座っている姿勢は、立っている姿勢よりも腰椎への負担が大きいとされており、この生活習慣が脊柱の湾曲の増強や、胸腰椎移行部・胸椎・頸椎の固着につながっていたのではないかと考えられます。
当院が「全身から見る」ことを大切にしている理由
腰痛の原因を、痛みのある腰そのものだけに求めてしまうと、こうした背景に気づけないことがあります。特に、手術という大きな処置を経ても再発してしまった場合、「なぜまた同じことが起きたのか」という不安を抱える方も少なくありません。
このケースでは、痛みの出ている腰だけを見ていては、再発の背景に気づけません。胸腰椎移行部・上部胸椎・上部頸椎の矯正と、胸郭(肋骨)の動きの改善を組み合わせ、全身への負担が分散するよう調整を進めました。
長い間改善が見られなかったこのケースも、その後は落ち着いた経過をたどっています。疲れが溜まると症状がたまに出ることはありますが、日常生活にほぼ支障がない状態を、月1回のメンテナンスで維持されています。あくまで一つの経過例であり、すべての方に同じ経過をお約束するものではありませんが、「手術の後でもできることはある」ということを示してくれた一例だと考えています。
熊谷市には、車での移動や事務作業が多い方、長時間同じ姿勢を取り続ける仕事の方、育児や介護で身体をかがめる動作が多い方など、腰への負担が蓄積しやすい生活環境の方が多くいらっしゃいます。当院では、痛みのある場所だけでなく、脊柱全体の湾曲・胸郭の動き・姿勢の癖まで含めて検査することを大切にしています。
特に、手術という大きな決断をされた方には、「もう安心」と気を緩めるのではなく、「これからも整え続けていく」という視点を持っていただけたらと思っています。手術によって圧迫そのものは取り除かれても、負担が集中しやすい身体の使い方の癖が残っている限り、同じ場所に負担が集中してしまう可能性があるためです。
腰痛にはいくつかのタイプがあります
ひとくちに腰痛といっても、その痛みの出方や関わっている部位はさまざまです。当院では、痛みの特徴を手がかりに、どのタイプに近いのかを見極めながら施術を組み立てています。以下は、あくまで一般的な傾向を整理したものです。
| 腰痛のタイプ | 痛みの特徴 | 痛む場所の傾向 |
|---|---|---|
| 急性の腰痛(いわゆるぎっくり腰) | 急に強い痛みが出て動作がつらい。数日かけて少しずつ和らいでいくことが多い | 腰全体〜片側 |
| 慢性の腰痛 | 鈍い痛みや重だるさが続く。長く付き合っていることが多い | 腰全体 |
| 骨盤まわり(仙腸関節)に関わる腰痛 | 動き始めや、腰を反らせたときにつらいことがある | 骨盤に近い片側・お尻 |
| 椎間板に関わる腰痛(ヘルニアなど) | 前かがみがつらく、脚のしびれや痛みを伴うことがある | 腰〜お尻〜脚 |
| 脊柱管に関わる腰痛(狭窄など) | 歩くとつらく休むと楽になる、立って反らすとつらいことがある | 腰〜脚(両側のことも) |
これらは重なり合っていることも多く、はっきり一つに分けられるとは限りません。急性の痛みの下に慢性的な負担が隠れているなど、二つの要素が組み合わさっているケースも少なくありません。大切なのは、自己判断で決めつけず、痛みの特徴を一つずつ丁寧に確認していくことだと考えています。
腰痛の見極め方:多くの腰痛と、少し違う痛みの見分け方
腰痛のほとんどは、姿勢や身体の使い方に関わる機能的な問題ですが、当院では「痛みの出方」そのものにも注意を向けるようにしています。
一般的な腰痛(ぎっくり腰や姿勢由来の腰痛)は、動作によって痛みの強さが変化することが多く、安静にすると楽になる傾向があります。一方で、安静にしていても痛みが変わらない、夜間に痛みで目が覚める、投薬や湿布に反応しないといった特徴がある場合は、念のため医療機関での検査をお勧めすることがあります。
| タイプ | 動作との関係 | 安静時 | 夜間痛 |
|---|---|---|---|
| 一般的な腰痛 | 動作で痛みが変化しやすい | 楽になることが多い | 通常はあまりない |
| 注意したい腰痛 | 動作しても安静にしても変化がない | 痛みが持続する | 眠れないほどの痛みがあることも |
上記はあくまで一般的な傾向であり、自己判断の基準ではありません。気になる特徴がある場合は、当院での検査、あるいは医療機関への受診をご検討ください。両方の特徴が入り混じっているように感じる場合も、まずは一度専門家に相談することをおすすめします。
当院では、初めて来院された方に対して、痛みの経過・きっかけの有無・安静時と動作時の変化・夜間痛の有無・過去の病歴などを一つずつ丁寧に確認するようにしています。これは、単に施術の方針を決めるためだけでなく、「本当に施術で対応すべき痛みかどうか」を見極めるための大切なプロセスでもあります。
腰痛が繰り返すのはなぜか
一度は良くなったのに、腰痛をまた繰り返してしまう——そう感じている方は少なくありません。実際、急性の腰痛は一度落ち着いても、その後1年以内に再び痛みを経験する方が多いという報告もあります。特に、1日5時間を超えるような長時間の座位、同じ姿勢の繰り返し、これまでに何度も腰痛を経験していることなどが、繰り返しやすさに関わるとされています。
今回ご紹介した保険営業の方のように、車での移動が多く長時間座り続ける生活は、腰への負担が蓄積しやすい環境です。前述のとおり座り姿勢は腰への負担が大きく、運転やデスクワークが多い仕事の方に腰痛のご相談が多いのも、こうした背景があると考えられます。生活の土台が変わらないままでは、痛みだけを一時的に和らげても、また同じ場所に負担が戻ってきてしまうことがあります。
だからこそ当院では、痛みが落ち着いた後も、全身のバランスを整えていくことを大切にしています。「痛くなったら対処する」だけでなく、「繰り返しにくい状態を保つ」という視点を持っていただくことが、腰痛と長く付き合ううえで役に立つと考えています。今回のケースで月1回のメンテナンスを続けられているのも、この考え方に沿ったものです。
熊谷市で腰痛の施術を受ける際に当院が大切にしていること
当院では、腰痛を「腰だけの問題」として捉えず、脊柱全体・胸郭・姿勢の癖まで含めた全身のバランスとして向き合うことを大切にしています。柔道整復師として20年以上の臨床経験の中で、痛みのある場所だけを追いかけても改善しにくいケースを数多く見てきました。
もう一つ、当院が大切にしているのは、「施術で対応すべき腰痛かどうか」を正直に見極めることです。以前、腰痛で来院された方の症状が、通常のぎっくり腰とは異なる特徴(安静時も変わらない持続痛・夜間痛・投薬に反応しない)を示していたことから、医療機関への再受診をお勧めしたケースがありました。結果として、早期に重大な疾患の可能性に気づき、適切な医療につなげることができました。後日その方から「あの時、見てもらって本当によかった」というお言葉をいただいたことは、当院にとって「治療にはできることとできないことがある」という考え方の大切さを改めて実感する出来事でした。
私たちの役目は、施術で対応できる範囲を正直に見極め、必要な場合は医療機関へのご相談をお勧めすることも含まれていると考えています。「何でも施術で治せる」という姿勢ではなく、「施術で対応すべきものか、医療機関に委ねるべきものか」を都度見極めることこそが、治療家としての誠実さだと当院では考えています。この見極めができなければ、私たちがどれだけ丁寧に施術をしても、本当に必要な対応が遅れてしまうことになります。
腰痛でやってはいけないこと
腰痛を感じたとき、良かれと思って行った対処が、実は回復を遅らせてしまっていることがあります。
一つ目は、痛みがあるからといって、長期間安静にし続けることです。急性期を過ぎても動かない状態を続けると、筋肉が硬くなり血流が落ちて、回復が遅れることがあります。痛みの時期を過ぎたら、できる範囲で少しずつ身体を動かしていくことが大切です。
二つ目は、痛みのある部位だけを強くマッサージし続けることです。腰痛の背景に姿勢の癖や脊柱全体のバランスの崩れがある場合、痛い場所だけをマッサージしても、根本にある原因までは変わりません。
三つ目は、痛みの特徴を確認せずに、自己判断で「よくある腰痛だから大丈夫」と決めつけてしまうことです。今回ご紹介したように、通常の腰痛とは異なる特徴を持つ痛みが背景にあることもあります。安静時も変わらない持続痛や夜間痛がある場合は、自己判断で済ませないことが大切です。
ご自宅でできるセルフケア
腰痛の多くは、日々の姿勢の意識で負担を減らせることがあります。長時間の座り仕事の合間には、1時間に1回程度立ち上がって姿勢を変えることを意識してみてください。座るときは、骨盤を立てて坐骨で座るようにし、反り腰や猫背にならないよう気をつけることもおすすめです。
重い物を持ち上げる際は、腰だけで持ち上げようとせず、膝を曲げて身体全体を使うようにしてください。デスクワークの合間には、仰向けで両膝を軽く抱えるストレッチもおすすめです。骨盤を後ろに傾ける感覚を確認しながら、無理のない範囲で行ってみてください。
強い痛みや、安静にしていても変わらない痛み、夜間の痛みがある場合は、セルフケアより先に検査を受けていただくことをおすすめします。
よくある質問(熊谷市の方からよくいただくご質問)
Q. 手術後の腰痛でも施術を受けられますか?
A. はい、ご相談いただけます。手術後の状態を確認しながら、身体全体のバランスを整える施術をご案内します。
Q. どのくらいの施術回数で改善しますか?
A. 症状の程度や経過期間によって異なります。今回ご紹介したケースは長期間改善しなかった腰痛が回復に向かった一つの例であり、すべての方に同じ経過をお約束するものではありません。
Q. マッサージだけでは腰痛は改善しませんか?
A. 痛みのある部位のマッサージだけでは、根本にある姿勢の癖や脊柱全体のバランスまでは整えられない場合があります。
Q. 腰痛の検査ではどんなことを確認しますか?
A. 脊柱の湾曲、胸腰椎移行部・胸椎・頸椎の動き、胸郭の柔軟性、姿勢の癖などを一つずつ確認し、負担が集中している部位を見極めます。
Q. どんな症状があれば病院を受診すべきですか?
A. 安静にしていても変わらない持続的な痛み、夜間に眠れないほどの痛み、投薬や湿布に反応しない痛みなどがある場合は、自己判断せず医療機関への受診をおすすめします。
Q. 一度良くなった腰痛が、また繰り返すのはなぜですか?
A. 長時間の座位や同じ姿勢の繰り返しなど、腰に負担がかかる生活背景が変わらないと、痛みだけを和らげても再び負担が戻ってくることがあります。当院では痛みが落ち着いた後のメンテナンスも大切にしています。
Q. 施術は痛いですか?
A. 強い力を加える施術ではなく、身体の状態を確認しながら、負担の少ない方法でゆっくりと進めていきます。
Q. デスクワーク中心の仕事でも腰痛は改善しますか?
A. 座り方や姿勢の癖を確認しながら、身体への負担を分散させる施術とセルフケアを組み合わせてご案内します。仕事の環境をすぐに変えられない場合でも、できる範囲での工夫をお伝えします。
Q. 腰痛の検査にはどのくらい時間がかかりますか?
A. 初回は経過や生活背景まで含めて確認するため、通常の施術よりお時間をいただくことがあります。詳しくは来院時にご案内します。
Q. 通院の間隔はどのくらいが目安ですか?
A. 症状の程度によって異なります。改善が見られた後は、月1回程度のメンテナンスに移行するケースもあります。まずは来院時に状態を確認した上でご案内します。
腰痛は非常に多くの方が経験する症状ですが、その背景には人によって異なる原因が隠れています。痛みのある場所だけを見るのではなく、全身のつながりまで含めて、一緒に整えていきましょう。長く付き合ってきた腰痛だからこそ、諦めずにもう一度、身体の状態を見直すきっかけにしていただければと思います。
手術を経験された方も、これから施術を検討されている方も、一人で不安を抱え込まず、まずは今の身体の状態を確認してみてください。当院はその一歩を、これからも丁寧にお手伝いできればと思っています。
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著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。
