熊谷市で変形性股関節症にお悩みの方へ|熊谷たいよう接骨院が伝える「トレーニングとメンテナンス」という視点
2026年07月9日
熊谷市で、股関節の痛みが半年以上続いているという方からのご相談を、日頃からいただくことがあります。中には、レントゲン検査で変形性股関節症と診断され、投薬やマッサージを受けても改善しなかったという方もいらっしゃいます。今回は、柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ当院が、実際の症例を交えながら変形性股関節症とどう向き合っていくかをできるだけ詳しくお伝えします。
半年以上も痛みが引かず、仕事を続けながら「この先どうなってしまうのだろう」という不安を抱えている方も少なくないのではないかと思います。熊谷市には、介護職や立ち仕事など、股関節に負担がかかりやすい生活を送っている方が多くいらっしゃいます。変形性股関節症は進行する可能性がある構造的な特徴ですが、痛みとの向き合い方には工夫の余地があると当院では考えています。
半年間、投薬とマッサージで改善しなかった方のケース
以前、介護職の50代女性の方が、股関節の痛みでご来院されました。半年前から右側に痛みが出始め、その後左側にも広がったとのことでした。他院でのレントゲン検査により、変形性股関節症と臼蓋形成不全(股関節の受け皿の形成が不十分な状態)がもともとあり、それが原因で徐々に痛みが引かなくなっていたと説明を受けていました。投薬治療やマッサージ系の施術を受けていましたが、改善しなかったとのことでした。
「臼蓋形成不全や変形性股関節症そのものを元の状態に戻すことは難しいため、まずは『機能的な問題を取り除くこと』を目的に施術を行いました」
構造的な特徴そのものを施術で変えることは難しいと、当院でも考えています。そのため、まずは骨盤周り(仙骨・腸骨など)や背骨の調整、股関節そのものへの直接的なアプローチとして、動きが悪くなっていた靭帯に組織テクニックを用いて可動性を出すことを行いました。このケースでは、施術を始めて1〜2回という早い段階で、痛みがかなり改善したとの報告がありました。
なぜ「元に戻す」ではなく「管理する」という言葉を使うのか
変形性股関節症は、加齢や構造的な特徴により、今後も進行する可能性がある症状だと考えられています。当院では、これを「元に戻す」という言葉ではなく、「痛みのコントロールと悪化防止の予防を並行していく」という表現でお伝えするようにしています。
「変形性股関節症は今後も進行する可能性があるため、現在は痛みのコントロールと悪化防止のための予防を並行して行っている段階です」
一度改善したからといって、それで終わりではありません。介護職のように身体に負荷のかかる仕事を続けている場合、施術で固まった箇所を緩めて楽になっても、仕事内容によっては再び痛みが出ることがあります。だからこそ、痛みが引いた後の過ごし方まで含めてお伝えすることを大切にしています。
手技による施術と、運動療法。それぞれが果たす役割
変形性股関節症と向き合ううえで、当院では手技による施術と、ご自身での筋力トレーニングを、異なる役割を持つ二つのアプローチとして位置づけています。手技による施術は、動きが悪くなっている関節や周辺組織の可動性を取り戻し、負担のかかり方を整えることを目的としています。一方、筋力トレーニングは、股関節を支える筋力を養うことで、関節そのものへの負担を長期的に分散させることを目的としています。
このケースでも、痛みが改善した後は、①筋力トレーニングによる支持性の強化、②状態が悪くなった際に随時整えるメンテナンス、という二本柱でケアを継続していただいています。手技だけで終わらせず、ご自身での取り組みと組み合わせることが、進行する可能性のある構造と長く付き合っていくうえで大切だと考えています。
| アプローチ | 目的 | 期待できる変化 |
|---|---|---|
| 手技による施術 | 関節や周辺組織の可動性を取り戻し、負担のかかり方を整える | 比較的早い段階での痛みの緩和 |
| 筋力トレーニング | 股関節を支える筋力を養い、関節への負担を長期的に分散する | 長期的な安定と、進行・再発の予防 |
どちらか一方だけで十分というわけではなく、痛みの状態に応じて両方を組み合わせていくことを、当院ではお伝えしています。
介護職という仕事の負荷と向き合う
「施術で固まった箇所を緩めると楽にはなりますが、仕事の内容によっては再び痛みが出てしまうため…」
介護職は、重い患者の移乗やお風呂介助など、股関節に大きな負荷がかかる動作が日常的に含まれる仕事です。構造的な弱さを抱えた状態で、こうした負荷の大きい動作を繰り返すことは、痛みが再発しやすい条件が重なっていると言えます。当院では、施術によって痛みを一度緩和させることに加えて、仕事内容や身体の使い方についても一緒に振り返りながら、負担を減らす工夫を考えることを大切にしています。
構造的な要因を指摘されると、「この仕事を続ける限り良くならない」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、構造そのものと、それを取り巻く筋肉・靭帯・関節の動きは、別のものとして考えることができます。当院では、この視点を丁寧にお伝えすることも、施術と同じくらい大切にしています。
変形性股関節症でやってはいけないこと
股関節の痛みを感じたとき、良かれと思って行った対処が、実は負担を強めてしまっていることがあります。
一つ目は、「構造的な特徴があるから、もう良くならない」と諦めて、筋力トレーニングも含めて何もしないことです。構造そのものは変えられなくても、機能的な問題へのアプローチと運動療法の組み合わせで、緩和や進行の抑制を目指せる場合があります。
二つ目は、痛みが引いたことで安心し、その後のメンテナンスをやめてしまうことです。進行する可能性のある構造である以上、痛みが引いた後も状態を定期的に確認することが、悪化の予防につながると考えています。
三つ目は、痛みを我慢しながら、股関節に負担のかかる同じ動作を繰り返し続けることです。介護職や立ち仕事など、股関節に負担がかかりやすい仕事の場合は、動作そのものの工夫も含めて見直すことをおすすめします。
熊谷市で変形性股関節症の施術を受ける際に当院が大切にしていること
当院では、変形性股関節症を「構造の問題だから仕方がない」と片付けるのではなく、構造的な要因と機能的な要因を分けて考え、施術と運動療法を組み合わせながら、痛みのコントロールと進行の予防を並行して考えていくことを大切にしています。柔道整復師として20年以上の臨床経験の中で、構造的な要因があっても、機能面へのアプローチと日々の取り組みの組み合わせで状態を維持できているケースを見てきました。
もちろん、すべての変形性股関節症が同じように改善するとは限りません。当院では、検査を通じてその方の状態を確認した上で、現実的にできることを正直にお伝えするようにしています。一度の施術で終わりにするのではなく、その後どう付き合っていくかまで一緒に考えていくことを、当院の役割だと考えています。
ご自宅でできるセルフケア
股関節周りの筋肉が硬く感じる場合は、仰向けで膝を軽く抱えるストレッチや、股関節を無理のない範囲でゆっくり回す運動がおすすめです。強い痛みがある場合は、無理に動かさず、まずは検査を受けていただくことをおすすめします。
椅子から立ち上がる際に片側の脚だけに頼っていないか、日常の中でふと確認してみるのも一つの工夫です。介護の現場では、移乗や入浴介助の際に、できる範囲で両脚に体重を分散させる意識を持つことも、負担を減らす助けになることがあります。
太ももやお尻周りの筋力トレーニングは、痛みが強く出ない範囲で、椅子に座った状態から少しずつ始めることをおすすめします。無理のない強度から続けることが、長期的な安定につながると考えています。
入浴後など身体が温まっているタイミングでストレッチを行うと、股関節周りが動かしやすく感じられることが多いようです。反対に、強い痛みがあるときに無理に動かすと負担が増すこともあるため、その日の状態に合わせて調整することを心がけてください。
よくある質問(熊谷市の方からよくいただくご質問)
Q. 変形性股関節症と診断されましたが、施術を受けても大丈夫ですか?
A. はい、ご相談いただけます。構造そのものへのアプローチではなく、機能的な問題を取り除くことと、運動療法を組み合わせた考え方で施術を行います。
Q. 手技による施術だけで改善しますか?
A. 手技による施術だけで構造的な問題そのものを取り除くことは難しいと考えています。筋力トレーニングと組み合わせることで、長期的な安定を目指すことが大切だとお伝えしています。
Q. どのくらいの施術回数で改善しますか?
A. 症状の程度によって異なります。今回ご紹介したケースでは施術を始めて早い段階で変化が見られましたが、これは一つの例であり、すべての方に同じ経過をお約束するものではありません。
Q. 手術を勧められていますが、施術で回避できますか?
A. 手術が必要かどうかの判断は医療機関にお任せしています。当院では、その方の状態を確認した上で、現実的にできる範囲のことを正直にお伝えします。
Q. 痛みが引いた後も通院は必要ですか?
A. 進行する可能性がある症状であるため、痛みが引いた後も、状態を確認するメンテナンスをおすすめすることがあります。頻度は状態に応じてご案内します。
Q. 介護職ですが、仕事を続けながら施術を受けられますか?
A. 多くの方が施術と仕事を両立されています。負担のかかる動作の工夫も含めてご相談ください。
Q. 筋力トレーニングはどのくらいの強度で行えばいいですか?
A. 痛みが強く出ない範囲で、無理のない強度から始めることをおすすめします。具体的な内容は来院時の状態に応じてご案内します。
Q. 両側の股関節が痛む場合も相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。今回ご紹介したケースも、最初は右側から始まり、その後左側にも広がったという経過でした。
Q. 施術は痛いですか?
A. 強い力を加える施術ではなく、身体の状態をしっかりと確認しながら、負担の少ない方法で進めていきます。
Q. 他院で改善しなかった股関節痛でも相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。これまで受けていた施術の内容も参考にお伺いすることがあります。
Q. 通院の間隔はどのくらいが目安ですか?
A. 症状の程度によって異なります。痛みが強い時期は間隔を詰めてご案内し、状態が落ち着いてきた後は、メンテナンスとして間隔を空けた通院に切り替えていくケースが多くあります。まずは来院時に状態を確認した上でご案内します。
Q. 家族に股関節痛の人がいますが、遺伝しますか?
A. 臼蓋形成不全のような構造的な特徴が家族内で似る傾向はありますが、すべてが遺伝で決まるわけではありません。気になる場合はご相談ください。
構造的な要因を指摘されると、「もう良くならない」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、構造と機能を分けて考え、施術と運動療法を組み合わせていくことで、できることが見えてくる場合があります。不安を抱えたまま一人で我慢を重ねるのではなく、少しずつでも前向きに過ごせる毎日を一緒に目指していけたらと当院では考えています。長く同じ痛みと付き合ってきた方も、一人で諦めずに、まずは今の身体の状態を確認してみてください。熊谷市内にお住まいの方はもちろん、深谷市など近隣エリアからご来院いただくことも可能です。
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著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。
