検査しても原因が分からない足の痛み・しびれ|当院でも分からなかった方の話をします|熊谷市の接骨院が解説

2026年08月3日

検査で原因が分からない足の痛みとしびれへの向き合い方を解説する熊谷市の接骨院

病院で検査を受けたけれど、原因が分からないと言われた。

その状態でこの記事にたどり着かれた方に、正直なところをお話しします。熊谷市の当院にも、原因が特定できないままのご相談は来ます。そして当院でも、分からないことがあります。

この記事では、当院が原因を特定できなかった方の記録を、特定できなかったまま書きます。良くなった話だけを並べても、今つらい方の役には立たないと思うからです。

■ 画像で異常なしと言われても、症状はあります

まず、いちばん多い誤解を外しておきます。

「異常なし」と言われると、多くの方がこう受け取ります。原因がないと言われた。気のせいなのか。大げさに言っていると思われたのではないか。

そうではありません。

■ 「異常なし」が意味しているのは、骨や椎間板に大きな問題が見当たらないということです

レントゲンで分かるのは、骨の形です。並び、変形、隙間、すべり。MRIであれば、椎間板や神経の状態まで確かめられます。

ですが、これらの検査は「そこに写るもの」を見ています。

筋肉がどう働いているか。関節がどこまで動くか。体全体がどちらに傾いているか。神経がどこを通り、その道筋のどこで窮屈になっているか。こうしたことは、画像には写りません。

ですから「異常なし」は、正確にはこういう意味です。写る範囲には、大きな問題が見当たりませんでした。

痛みの原因がない、という意味ではないのです。

■ 半年しびれが続き、もうやることはないと言われた方の話

当院の記録からお話しします。

50代の女性です。半年ほど前から、しびれが続いていました。

つらさの程度は、枕を使って仰向けに寝ることもできないほどでした。夜、横になる姿勢すら取れないということです。

それまでの経緯はこうでした。強い痛み止めを服用し、首を固定する装具をつけて過ごしていました。病院でMRIとレントゲンの両方を受けましたが、原因が特定できませんでした。

そして、こう言われたそうです。

「もうやることはない」

医療機関としては、検査で写る範囲を確かめ、薬で痛みを抑え、装具で固定するところまでやり切ったということだと思います。それでも変わらなかった。

その状態で、当院に来られました。

■ 当院でも、原因を特定できませんでした

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

当院も分かりませんでした。

胸のあたりで神経の通り道が窮屈になっている可能性を疑いました。ヘルニア以外の理由で背骨の中の通り道が狭くなっている可能性も考えました。ほかにもいくつか確かめました。

それでも、これが原因だとはっきり言える所見にはたどり着けませんでした。

当院にとっても、非常に難しい相談でした。ここは隠さずに書いておきます。

■ それでも進められた理由——構造の原因探しを、いったん置きました

では、なぜ進められたのか。

考え方を切り替えたからです。

このまま原因が分からないまま、強い薬を飲み続ける日々が続いていくとしたら。そう考えたときに、当院はこうご提案しました。

原因の特定はいったん置いて、動きの側で明らかにおかしくなっている部分だけを取り除いて、様子を見ませんか。

これは「原因を突き止めた」わけではありません。突き止められないまま、それでも手をつけられる部分から始めた、ということです。

体には、原因が何であれ「明らかに動いていない場所」「明らかに引っ張られ続けている場所」があります。それらは画像には写りませんが、手で確かめれば分かります。

その方針で、およそ半年続けました。

結果として、症状は落ち着いていきました。

■ 何が決定打だったのか、今も分かっていません

そして、ここも正直に書きます。

何が効いたのか、当院にも分かっていません。ご本人にも分かりません。

推測はしています。レントゲンにもMRIにも問題が写らなかったということは、画像に写らない場所——筋肉や、神経が通っていく道筋のどこか——に何かがあったのではないか。当院はそう考えています。

ただ、これは推測であって、証明されたことではありません。断定はできません。当院には診断の権限がなく、画像を読むこともできないからです。

良くなったのだから成功例として書くこともできます。ですが、それをすると「原因不明でも当院なら分かります」という話になってしまいます。それは事実ではありません。

分からないまま、できることをして、結果として変わった。それがこの記録のすべてです。

■ 原因が分からないときに、当院が確かめること

原因が特定できない場合でも、当院が見ている場所はあります。

どこが動いていないか。体は、動かない場所があると別のどこかで補います。補っている側に負担が集まります。ここは画像では分かりませんが、動かせば分かります。

体がどちらに傾いているか。傾きを支えている側の筋肉は、休む時間がありません。

どの姿勢で症状が変わるか。仰向けがつらいのか、横向きなら楽なのか。前かがみか、反ったときか。変化があるということは、体の位置と関係があるということです。

症状がどこに出ているか。神経は通り道が決まっているので、範囲をたどれば見当がつきます。

この4つは、原因の名前が分からなくても確かめられます。

胸のあたりで神経の通り道が窮屈になる場合については、こちらでも詳しくお話ししています。
胸郭出口症候群と寝る姿勢|朝、腕がしびれている方へ
https://taiyo-kumagaya.com/2026/07/31/thoracic-outlet-sleep-position-kumagaya/

■ 当院ではなく医療機関へ行っていただきたい場合

原因不明と言われた方にこそ、はっきりお伝えしておきます。

足に力が入らない、つまずくようになった。感覚が明らかに鈍い。おしっこが出にくい、または漏れる。じっとしていても強く痛む。夜、痛みで目が覚める。発熱を伴う。急に症状が強くなった。

こうした場合は、もう一度受診してください。前回の検査で分からなかったからといって、次も分からないとは限りません。時間が経って分かることもあります。

当院は診断ができません。ですから「病院で分からなかったならうちで」とは言いません。順番を飛ばさないでください。

立っているときと座っているときで症状が変わる場合については、こちらで詳しくお話ししています。
立っていると足がしびれ、座ると楽になる坐骨神経痛
https://taiyo-kumagaya.com/2026/06/30/sciatica-standing-numbness/

■ よくある質問

Q. 病院で異常なしと言われました。気のせいでしょうか。
A. 違います。異常なしは「写る範囲に大きな問題が見当たらない」という意味で、痛みの原因がないという意味ではありません。

Q. 原因が分からないまま施術を受けても意味がありますか。
A. 原因の名前が分からなくても、動いていない場所や傾きは確かめられます。当院はそこから始めます。ただし断定はしません。

Q. 接骨院なら原因が分かりますか。
A. 分かるとは言えません。当院にも分からなかった方がいらっしゃいます。診断の権限もありません。

Q. どのくらい様子を見ればいいですか。
A. 一律には言えません。変化がまったく出ない場合は、続けること自体を見直します。

Q. 薬を飲み続けるのが不安です。
A. 薬の判断は医師の領域なので当院からは申し上げられません。ただ、施術で体の側から負担を減らせる部分はあります。

Q. また病院に行ったほうがいいですか。
A. 力が入らない、感覚が鈍い、症状が急に強くなった場合は必ず受診してください。時間が経って分かることもあります。

Q. 前の検査結果を持って行ったほうがいいですか。
A. 医師から何と説明されたかを教えてください。当院は画像そのものを読むことができないためです。

■ まとめ:分からないことを、分からないまま抱えない

検査で原因が分からないと言われた方に、当院が言えるのはこうです。

写る範囲に問題がなかっただけで、症状がないわけではありません。そして当院にも、分からないことがあります。実際、原因を特定できないまま進めて、良くなった今も何が効いたのか分かっていない方がいらっしゃいます。

分からないまま断定しないこと。それでも確かめられる場所から手をつけること。この2つが、当院のやり方です。

どこがどうつらいのか、どの姿勢で変わるのか。それだけ持ってご相談ください。分かることと分からないことを、はっきり分けてお話しします。

▼この症状の専門ページ:神経痛・しびれ特別治療について詳しくはこちら|熊谷たいよう接骨院

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【著者情報】
田島 陽平(たじま ようへい)/治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。

【参考文献】
柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/jyuudou/index.html

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。

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