産後の骨盤の歪み・自律神経の乱れによる不眠に悩む方へ|熊谷市の接骨院が伝える骨盤矯正という視点
2026年07月7日
熊谷市で、産後の骨盤の歪みを感じながら、夜しっかり眠れない・急な体調不良があるといったお悩みを抱えている方からのご相談を、当院では多くいただいています。骨盤矯正というと腰や骨盤の症状だけを想像される方も多いのですが、実は自律神経の乱れとも関係していることがあります。今回はその視点から、当院の考え方をお伝えします。
先に結論をお伝えします。産後に夜中に目が覚めるのは、育児で起こされる分と、体の緊張で目が覚めやすくなっている分が重なっていることがあります。当院が体から手伝えるのは後者の側だけで、整体で眠れるようになるとはお約束できません。そのうえで、体の側で何を確かめているかを順番にお伝えします。
先に予約・相談したい方は、この下のボタンからどうぞ。記事はこのまま続きます。
ネット予約はこちら LINEでご相談はこちらお電話でのご予約・ご相談:048-594-9826(受付時間内)
産後の骨盤の歪みと自律神経の関係
出産後は、骨盤周辺の筋肉や靭帯が大きな負担を受け、不安定な状態が続くことがあります。妊娠中から分娩に至るまでの身体の変化は非常に大きく、産後すぐに元の状態へ戻るわけではないという前提を知っておくことも大切です。
この骨盤の不安定さは、腰やお尻の痛みだけでなく、背骨や肋骨の動きにも影響を及ぼすことがあると当院では考えています。
背骨や肋骨の動きが悪くなると、その周辺を通る自律神経の働きにも影響が及ぶ可能性があります。
「夜寝ても3時間ほどで目が覚める」「急な体調不良がある」といった症状の背景に、こうした身体の構造的な変化が関係していることも少なくありません。育児による生活リズムの乱れや睡眠不足も重なるため、単純に「疲れているだけ」と片付けず、身体の状態を確認することが大切です。
産後に夜中に目が覚めるのは骨盤のせい?育児のせい?
どちらか一方とは限らず、育児で起こされる分と、体の緊張で目が覚めやすくなっている分が重なっていることがあると当院は考えています。
当院では、まず目が覚める形を問診で分けて伺います。授乳や夜泣きで起こされているのか、起こされていないのに目が覚めてしまうのかで、当院が見る場所が変わるからです。
授乳や夜泣きで起こされる分は、体の外の理由です。ここは施術では外せません。当院にできるのは、体の痛みやこわばりを減らし、限られた休める時間に体が休まりやすい状態を目指すところまでです。
一方で、赤ちゃんが寝ているのに目が覚める、一度起きるとその後なかなか眠れない、という形のときは、呼吸に関わる肋骨や背骨の動きの硬さ、骨盤まわりの痛みが関係していることがあります。当院では、こちらの側を検査で確かめます。
産後1年以内の女性192人を調べたスペインの報告では、腰や骨盤まわりに痛みのある方の76.2%が睡眠の乱れを訴えていました。ただ、痛みのない方でも63.7%が同じように訴えていました。眠りの乱れは骨盤まわりの痛みだけでは説明できず、育児そのものの影響も大きいと読めます。
当院では、この記事でお伝えしていることを次のように整理しています。
| 目が覚める形 | 関係していること | 当院の動き方 |
|---|---|---|
| 授乳や夜泣きで起こされる | 育児の生活リズム | 施術では外せない。休み方を一緒に考える |
| 起こされていないのに目が覚める | 体の緊張・浅い呼吸のことがある | 骨盤・背骨・肋骨を検査で確かめる |
| 落ち込みや不安が続き眠れない | 体だけでは説明できないことがある | 先に医療機関へ相談を |
体の側と、育児という生活の側を分けて考えるほうが、結局は迷いが少ないと当院は考えています。
産後骨盤矯正で当院が確認しているポイント
当院では、産後の骨盤矯正を行う際、骨盤の歪みだけでなく、頭蓋・背骨・肋骨の動きも合わせて検査しています。特に自律神経に関わる部位として、背骨や肋骨へのアプローチを組み合わせることで、身体全体のバランスを整えることを目指しています。
また、産後は筋肉量が低下しているケースが多いため、矯正だけでなく、体幹を支える筋力の状態も確認するようにしています。骨盤の位置を整えるだけでは不十分な場合があり、支える筋力とセットで考えることが大切だと当院では考えています。
当院では、骨盤(仙骨・腸骨)の動きの左右差、胸の背骨と肋骨がどこまで動くか、頭蓋の動き、体幹を支える筋力の4つを確かめてから、その日に施術する場所を決めます。全員に同じ手順を毎回すべて行うのではなく、検査で反応が出た所だけを施術します。
症例紹介:産後の腰と肩甲骨の痛みに、夜中に目が覚める悩みが重なっていたケース
30代の女性の方が、産後の腰と肩甲骨の痛みに、夜中に目が覚める悩みが重なった状態で来院されました。
当院に来院された30代女性の方(事務職・熊谷市在住)は、腰と肩甲骨の痛み(立ち上がる時にお尻の痛み、肩甲骨周辺がズキズキする痛み)を主訴に来院されました。デスクワークへの復帰も控えており、長時間座る姿勢に不安を感じていらっしゃいました。
骨盤の歪みを自覚されており、夜寝ても3時間ほどで目が覚めてしまう、急な体調不良があるといった自律神経の乱れも見られました。育児で外出できず、運動(ウォーキング)をしたいけれどもできないというストレスも抱えており、「出産前の体に戻りたい」という目標をお持ちでした。
初診時は立ち上がる動作や長時間座った後の動き出しで特に痛みを感じやすい状態でした。日中も肩甲骨周辺の張りが続き、家事や育児の動作の中でふとした瞬間にズキッとした痛みを感じることが多かったそうです。
産後の骨盤矯正に加え、頭蓋の調整、背骨・肋骨へのアプローチ(自律神経に関わる部位として)を組み合わせて施術を進めました。通院は週1回のペースで、まず10回を目安に経過を見させていただきました。
その後、腰と肩甲骨の痛みは落ち着いていきました。通院は2週に1回ペースのメンテナンスへと間隔を空け、現在は仕事に復帰されて、さらに間隔を空けたメンテナンスを継続されています。
眠りがどこまで変わったかは、ご本人の感じ方によるところが大きいため、この記事では言い切りません。感じ方には個人差があります。
自律神経とはどのような仕組みか
自律神経とは、胃腸の働きや呼吸、体温調整、睡眠のリズムなどを、自分の意思とは関係なく調整している神経のことです。活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経のバランスが取れていることで、身体は状況に応じて適切に切り替わることができます。
出産・育児という大きな環境の変化は、生活リズムの乱れや睡眠不足を伴いやすく、交感神経が優位な状態が続きやすい時期でもあります。そこに骨盤や背骨、肋骨の動きの制限が重なると、自律神経が本来持っている調整力がさらに働きにくくなる可能性があると当院では考えています。
熊谷市で産後ケアを受ける方からよく伺うお悩み
当院に産後のご相談でいらっしゃる方からは、骨盤や腰の痛みだけでなく、次のようなお声を伺うことがあります。
- 常にイライラしやすくなった
- 以前より寒がりになった気がする
- 肩や首の凝りが取れない
- 便通が不安定になった
これらすべてが骨盤の歪みだけで説明できるわけではありませんが、身体全体の負担が積み重なっている状態のひとつのサインとして受け止めるようにしています。
育児中はご自身の身体のケアを後回しにしてしまう方がとても多いですが、身体の状態を早めに確認しておくことで、その後の生活が少しでも楽になる場合があります。「これくらいなら大丈夫」と我慢を続けず、気になる症状があれば一度検査を受けてみることをお勧めしています。
来院時の検査では、骨盤(仙骨・腸骨)の動きの左右差に加えて、胸椎や肋骨の可動域にも制限が見られることが少なくありません。呼吸に関わる肋骨の動きが悪くなると、深い呼吸がしにくくなり、それがさらに自律神経の緊張を助長するという悪循環につながることもあると当院では考えています。
さらに、頭蓋の動きにも着目しています。頭蓋には非常にわずかながら動きがあるとされており、この動きが制限されることも、自律神経を含めた全身のバランスに影響を及ぼす一因になり得ると当院では考えています。産後は分娩時の身体的な負担が頭部にも及ぶことがあるため、骨盤だけでなく頭蓋の状態も確認するようにしています。
産後の不眠、整体より先に医療機関へ相談したほうがいいのはどんなとき?
次のようなときは、当院の施術より先に医療機関へご相談ください。
- 気持ちの落ち込みや不安が続き、眠れない日が続いている
- 赤ちゃんのお世話が手につかないほどつらい、自分を責める気持ちが強い
- 発熱や出血など、産後の体の変化で気になることがある
相談先が分からないときは、出産された病院や、お住まいの市町村の産後の相談窓口に聞いてみてください。産後の気持ちの落ち込み(産後うつなど)は、体の施術で扱うものではないと当院は考えています。
体の痛みは当院で確かめ、気持ちの側は医療機関で相談する。この2つは並行して進めて構いません。どちらか一方だけで抱え込まないことが大切です。
産後骨盤矯正のセルフケアで気をつけたいこと
日常生活の中では、抱っこの姿勢が骨盤や背骨への負担に影響することがあります。片側の腰に赤ちゃんを乗せる抱き方が習慣になっている方は、左右均等に負担がかかるよう、抱き方を時々変えることを意識してみてください。
睡眠の質を保つためには、就寝前にスマートフォンの画面を見る時間を減らし、部屋を暗くして自律神経が休みやすい環境を整えることもセルフケアの一つです。育児中は難しい面もありますが、可能な範囲で自分の身体を休める時間を意識的に作ることをお勧めしています。
骨盤底筋群を意識したトレーニングも、産後の身体を支える土台づくりに役立つと考えられています。仰向けで膝を立て、骨盤底筋をゆっくり締めて緩める運動を、無理のない回数から始めてみてください。
自律神経を整える意味でも、深呼吸を意識する時間を作ることをお勧めしています。
仰向けやソファに座った状態で、お腹をふくらませながらゆっくり鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出す腹式呼吸を1日数分行うだけでも、副交感神経が働きやすい状態をつくる助けになると考えられています。育児の合間の短い時間でも取り入れやすいセルフケアです。
入浴もシャワーだけで済ませず、可能な範囲で短時間でも湯船に浸かることをお勧めしています。身体を温めることは血流を保つだけでなく、副交感神経が働きやすい状態をつくる助けにもなると考えられています。育児中は時間的に難しいこともありますが、数分だけでも湯船に浸かる習慣を取り入れてみてください。
家事や育児の合間に、肩をすくめて数秒キープしてからゆっくり下ろす、という簡単な動きを取り入れるのもお勧めです。肩甲骨周辺の緊張がゆるみやすくなり、呼吸も深くしやすくなると考えられています。
熊谷市で産後骨盤矯正の施術を受ける際に当院が大切にしていること
当院では、産後の症状を「骨盤だけの問題」として捉えず、自律神経・筋力・生活リズムまで含めた全体像として向き合うことを大切にしています。柔道整復師として20年以上の臨床経験の中で、産後のお母さんたちが抱える身体と心の両方の負担に触れる機会を重ねてきました。
「出産前の体に戻りたい」という思いに寄り添いながら、無理のないペースで一歩ずつ回復を目指せるよう、施術内容やペースをその都度ご相談しながら進めています。産後という限られた期間だからこそ、その時々の体調やご家庭の状況に合わせて柔軟に対応することを心がけています。
柔道整復師としての臨床経験に加え、カイロプラクティック・オステオパシーという専門性を組み合わせているからこそ、骨盤という一つの部位だけでなく、頭蓋・背骨・肋骨まで含めた全身のつながりの中で、産後の身体の変化と自律神経の関係を捉えることができると考えています。
熊谷市で「この症状は誰に相談すればいいのか分からない」と感じている産後のお母さんにとって、当院がその選択肢の一つになれればと思っています。
育児中は、ご自身の身体のことをつい後回しにしてしまう方が多いですが、産後の早い段階で身体の状態を確認しておくことが、その後の育児生活を少しでも楽にする助けになると当院では考えています。
料金は、産後の骨盤矯正が1回3,300円(税込)です。初めての日だけ、初診料・検査料などとして別に1,100円(税込)がかかります。
受付は午前9時〜12時と午後3時〜夜8時(木曜・日曜はお休み)です。夕方以降は埋まりやすいので、早めのご予約をおすすめしています。駐車場もございます。
ここまで読んで「自分のことかもしれない」と思った方へ。まず検査で、どこに負担が集まっているかを確かめます。空き状況はネット予約でその場で確認できます。
ネット予約はこちら LINEでご相談はこちらお電話でのご予約・ご相談:048-594-9826(受付時間内)
よくある質問
Q. 産後の骨盤矯正で自律神経の症状も改善しますか?
すべての方に同じ効果があるとは限りませんが、骨盤や背骨、肋骨の動きを整えることで、自律神経の働きが整いやすい環境をつくることを目指しています。実際に症状の変化を感じられた方もいらっしゃいます。ただ、眠りには育児の影響も大きいため、整体だけで眠れるようになるとはお約束できません。
Q. 産後どれくらいから通院を始めれば良いですか?
産後1ヶ月の健診で問題がないと言われた後から始める方が多い印象ですが、体調に応じてご自身のタイミングでご相談いただいて構いません。
Q. 育児で外出が難しいのですが、通院ペースは調整できますか?
もちろん調整可能です。育児の状況やお仕事の復帰状況に合わせて、通院のペースをご相談しながら進めています。
Q. 夜中に何度も目が覚めるのは骨盤と関係がありますか?
すべてが骨盤の問題とは限りませんが、背骨や肋骨の動きの変化が自律神経に影響し、睡眠の質に関わっていることがあると当院では考えています。まずは検査でご自身の状態を確認してみてください。
Q. 運動不足が気になりますが、何か始めても大丈夫ですか?
体調や骨盤の状態によって無理のない範囲が異なります。ウォーキングなどを始める前に、一度当院で身体の状態を確認することをお勧めしています。
Q. 肩甲骨のズキズキした痛みは骨盤と関係がありますか?
一見離れた部位に見えますが、骨盤の傾きが姿勢全体に影響し、背中や肩甲骨周辺の負担につながることがあると当院では考えています。デスクワーク復帰後は座り姿勢が長くなるため、骨盤の状態を整えておくことが肩甲骨周辺の負担軽減にもつながりやすくなります。
Q. 仕事復帰後も通院を続ける必要がありますか?
症状が落ち着いた後も、間隔を空けたメンテナンスとして通院を継続される方が多い印象です。仕事のスケジュールに合わせて通院ペースをご相談いただけます。
Q. 上の子の育児と両立しながら通院できますか?
お子様の年齢や生活スタイルに合わせて、通院のタイミングをご相談いただいています。無理のないペースで続けられることを大切にしていますので、まずは現在の状況をお聞かせください。上の子の預け先が見つからない場合も、一緒にご来院いただいて構いませんので、遠慮なくお申し付けください。
Q. 里帰り出産から熊谷市に戻ったばかりでも通院できますか?
もちろん対応しております。慣れない環境での育児が始まる時期は身体への負担も大きくなりやすいため、早めに一度身体の状態を確認しておくことをお勧めしています。駐車場もございますので、車での通院も可能です。ご不安な点があれば、来院前に公式LINEでご相談いただくこともできます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。産後の身体の変化と自律神経の乱れが重なると、一人で抱え込んでしまいがちです。無理をせず、お気軽にご相談ください。まずは検査で、どこに負担が集まっているかを一緒に確かめましょう。
▼この症状の専門ページ:産後骨盤矯正・産後整体について詳しくはこちら|熊谷たいよう接骨院
▼施術ページ:熊谷市の骨盤矯正・背骨矯正について詳しくはこちら|熊谷たいよう接骨院
関連記事:産後骨盤矯正はいつから?何のための施術なのか正直に伝えます|熊谷市 熊谷たいよう接骨院
関連記事:産後は骨盤矯正だけでなく背骨矯正も必要な理由|熊谷市 熊谷たいよう接骨院
関連記事:背骨矯正・骨盤矯正って何をするの?初めての方へ正直に伝えます|熊谷市 熊谷たいよう接骨院
関連記事:なぜ整体で骨盤・背骨の矯正を行うのか?その仕組みと理由を解説|熊谷市 熊谷たいよう接骨院
関連記事:産後の膝・腰の痛みや骨盤の不安定感に悩む方へ|熊谷市の接骨院が伝える骨盤矯正という視点
熊谷たいよう接骨院(埼玉県熊谷市・駐車場あり)
熊谷たいよう接骨院ホームページ
著者:田島 陽平(たじま ようへい)
治療家・株式会社キュアクオリティ代表。柔道整復師として20年以上の臨床経験を持つ。整形外科・接骨院勤務を経て独立し、埼玉県深谷市・熊谷市で2院を経営。カイロプラクティック歴15年以上・オステオパシーを組み合わせた独自の施術スタイルで、坐骨神経痛・腰痛・肩こりなど慢性症状でお悩みの方のサポートを行っている。現在は国際基準のフランス式オステオパシーを学んでいる。
ご予約は24時間ネット予約から
ご予約は、空き状況を確認しながらその場で確定できる「24時間ネット予約」が便利です。予約の変更・キャンセルもネット予約から行えます。お電話でのご予約も受け付けています。「自分の症状でも相談できる?」など、分からないことはLINEから気軽にご相談ください。
ネット予約はこちら LINEでご相談はこちら お電話はこちら参考文献
・産後1年以内の女性192人で、腰や骨盤まわりに痛みのある方ほど睡眠の乱れを訴える割合が高かった一方、睡眠は痛みの独立した要因ではなかったという報告
Jiménez-de-Ory I ら, Medicina 2025(PMC)を読む
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診断を行うものではありません。
症状が重い場合や長期間続く場合は、医療機関へのご相談をお勧めします。
